「よく『あなたなら●●高校に受かるよ。自信を持って。』って言われるのですが、どうしても自信が持てなくて。どうすれば自信を持つことができるのでしょうか。」受験生からこんな相談を受けることがあります。そんなとき、私は、「自信がなくても高校には受かるよ。」と伝えるようにしています。

「自信がないとできない」と思い込んでいる生徒は意外に多いもので、特に受験を本気で意識し始めるとそれが顕著になってきます。しかし、自信があってもなくても、皆さんには「やってきたことがたくさんある」ことを思い出してください。例えば、たまたま学校の宿題で書いた読書感想文で、自信がなかったのに賞をもらったりすることもあれば、スポーツなどにおいて自信満々で挑んだ大会で、1回戦負けしてしまうケースもあるでしょう。

もちろん「自信がある」方がより前向きに行動できる人がいることは事実です。しかし、「自信がないままでやってみる」ことがあってもいいと思います。

私は、説明会などで、合格者掲示を指して「皆さんの先輩たちは、素晴らしい結果を残しました。でも、これらの先輩たちの中で自信満々で受験した人は、ほとんどいません。」と続けます。実際に、勉強をすればするほど自分の力がわかってきます。できることが見えてくる分、できない部分も見えてきます。だから、受験生は不安でいっぱいになります。

また「自信があることは何?」と尋ねると、たいていの人は「自分がやったことがあること」をあげます。確固たる自信は「やる前」には、持てないのが普通です。つまり、皆さんは初めての高校受験を迎えるわけですから、自信がなくて当然。不安で当然なのです。それでも、良い結果を出すことはできるのです。「自信はなくても上手くいく」先輩たちが、それを証明しています。

そして、皆さんの代わりに馬渕の先生が「自信」を持って進路指導をしていきます。皆さんは、自信の有無にとらわれず、目一杯高い目標に向かって、日々、努力を惜しまず突き進んでください。