みなさん、こんにちは。1学期も終わり、ここから長い夏休みが始まります。1学期は新学年がスタートしたこともあり、新しい気分で馬渕教室や学校に通っていたのではないでしょうか。私の1学期の思い出といえば・・・、小学校のときの児童会選挙応援演説大失敗です。
小学6年生の児童会選挙。面白くて人気のある親友が立候補、今では想像できないほど人前で話すのが苦手な私。親友のために全校生徒の前で応援演説を行うも、これまでの親友の数々の面白いシーンが私の頭の中で回想され笑いをこらえきれず、ずっと笑ったままで、持ち時間が終了。私にとってかなりの恥ずかしい失敗でした。親友は私の斬新な演説のインパクトがあってか当選したのですが、私には人前でうまく話せなかった失敗だけが残りました。ただ、その当時の担任の先生が「これではいかん!」と思ったのでしょうか、9月の全校集会で「夏休みの思い出作文」を全校生徒の前で読む役目を私に与えました。「あの先輩だ」とざわつく下級生の中、先生と必死に練習した甲斐もあり無事読み切ることができました。そして、この時の大勢の人の前で話すことができたという自信が、今につながっています。

江戸時代後期から明治の発明家である田中久重は

「事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである。」としるしています。

例えば小学生のみなさんは漢字を覚える時、何回も何回も間違えて、なんとか最終的に覚えたという経験がありませんか。私は小学2年生の時、学校の先生に「九九を覚えないと夏休みはない」と言われ、何回も間違えながら必死に覚えた記憶があります。中学1年生なら中間テストが思うようにできなくて、四苦八苦しながら期末テストで結果を出した人もいるでしょう。中学2年生、3年生なら、勉強や部活動でこのような経験を多く積んでるのではないでしょうか。

何をするにもまず志(目標)をもってやる気が生まれ、途中に必死に頑張る忍耐の時間があって、そこでくじけそうになってもチャレンジする勇気を持ち、失敗してもそこでなぜ間違ったのかを分析し、そして再び立ち上がって、最後に成功するのです。

私は、失敗することを恐れ、動きださない生徒をよく見ます。そして、動きだしはするが、失敗してもなぜ間違ったのかを分析せずに、同じ間違いを何度も繰り返す生徒もよく見ます。夏休みは一年間で一番、勉強できる時間があります。この時間で、1学期にできなかったことにチャレンジしたり、今までに直せなかった間違いをしっかり分析して、やり直す。是非、この夏をそういった時間にあててみてください。