馬渕生の皆さん、がんばっていますか?今回は「時間の考え方」についてお話したいと思います。

月曜から金曜まで学校があり、中学生は部活があったり、習い事もあったり・・・ときどき生徒の皆さんから「宿題する時間がとれない」「スケジュールを立てることができない」という意見を耳にすることがあります。

そんなときは、1日24時間という考え方を、見つめなおしてみましょう。
たしかに1日は24時間なのですが、24時間のうちには自由にはできない時間があるはずです。

中学生の場合で考えてみます。


① 平日学校にいる時間(8時30分から18時まで)…9時間30分
② 朝・夕食時間…1時間30分
③ 通学時間…1時間
④ 寝る時間(23時から7時まで)…8時間 合計20時間


この合計20時間は、小さな差はあれど、あまり状況は変わらないと思います。そうすると1日24時間のうち、平日に自由に使える時間は4時間なのです。この1日のうちの自由な時間は4時間ということを理解できるかどうかが、大切なポイントです。

「今日は疲れたからちょっと休憩!」と言って、夕方に2時間寝てしまったとします。
そんなとき、みなさんはこう考えてしまいませんか?

【A】
1日24時間あるのだから、そのうち2時間眠っても、22時間残っている。

しかし、実際はそうはいかないのです。合計20時間は、すでにやることが決まっているのです。
自由に使える時間は4時間なのです。ですから、2時間寝たならば、

【B】
自由に使える4時間のうち、2時間を使った。残りは2時間。

と考えなければならないのです。

2時間多く眠ることも、ときにはあるでしょう。そのときは、【A】のように考えるのではなく【B】のように考えないと、残り時間を正しく理解していると言えません。【A】のように考えていると油断してしまい、気付いたら「時間がない!」となってしまうはずです。

1日の時間は24時間で、全ての人に平等に与えられている物です。しかし、その24時間のうち自由に使える時間は、人によって違います。小学生なのか中学生なのか高校生なのか、平日か土曜日・日曜日か、夏休みなど長いお休みか、さまざまな条件により変化するはずです。そして、いずれの場合でも1日24時間すべて自由に使える ということは、ないと思います。

自分が自由に使える時間はどれくらいですか?それが4時間なら「今日の4時間をどう使うか」と考えることで、スケジュールを立てることで気持ちが変わると思いますよ。

物の見方を変えると違ったように見える、この考えは非常に大事です。 これからの受験まで残り時間を有意義に過ごせることを期待しています。