こんにちは。毎日寒い日が続きますが、風邪などひいていませんか?
冬休みも終わり、「日常」に戻っている生徒の皆さんも多くいることでしょう。でも今日は
その中でも「非日常=受験」に向かう受験生の皆さんへ向けて、お話をしたいと思います。

まず、みなさんへひとつ質問です。「今の自分は大好きですか?」
どうですか。即答できますか?「うん、大好きだよ。」って。
難しいですね。ちょっと話を変えましょう。

受験日が近づくにつれ、不安になっていく。
そんなみなさんが多いのではないかと思います。なぜでしょうね。受験校の赤本を
繰り返し解いて、今まで以上に真剣に授業を受けて、ひたすら頑張っているのに。

それはね、あなた自身が頑張っているからなのです。矛盾ですね。
何言っているんだ、って思う方も当然いるでしょう。でも本当ですよ。

勉強というものを簡単に言い換えると、「わかっていないものをわかるようにすること」ですよね。であるなら、生きている間、ずっと勉強しなくてはならないわけです。生徒のみなさんだけではなく、先生達もです。ただ、「わかる」ところが多くなればなるほど、不思議なことに「わからない」ところがよく見えてくるものなのです。そこで、頑張れば頑張るほど、「わからない」ところが見えてきて、不安になるのです。

では、不安を減らすには?
そのためには「自信」を持つことです。「自信=自らを信じる気持ち」は日頃の積み重ねからしか生まれません。部活動でも練習でできたことは本番でもできたはずです。受験勉強においては、日々のチェックテストで、赤本の過去問題で、テキストの演習で「解けた!!」「できた!!」を積み重ねることなんです。つまり全力で目の前にある一問に向き合うことです。ここまで読んでくれたみなさんは、おわかりいただけたでしょう。そうなんです。「不安」は「自信」の裏返し。不安でたまらないみなさんには、実はとっても大きく豊かな自信があるのです。視点
を変えて、「できたこと」に目を向けましょう。そしてどうぞ、受験生のみなさん、「自信」を持って受験日を迎えましょう。

最初の質問に戻りますね。先生が伝えたいのは、結果はもちろん大切ですが、結果と同じくらい道のりも大切だということなんです。
あなた達が最後の最後まで諦めずに立ち向かえば、その先には弱い自分に、挫折しそうな自分に打ち克てた最高のあなたがいるのです。最高のあなたは「自信」をもった「大好きな自分」になっているのですよ。

最後に一つだけ。苦しい・・・、しんどい・・・、そんな瞬間が成長している瞬間です。桜咲く3月、先生達は大きく成長できたみなさんにお会いできることを心待ちにしています。そして、みなさんも「大好きな自分」に出会えることでしょう。