みなさんこんにちは。少し短い夏休みも終わり、2学期が始まった地域も多いことかと思います。
中3生にとっては、志望校を決める大切な学期です。
公開テストはもちろん、学校の定期テストや実力テスト、様々な模試を通して自分自身の位置を知り、そして課題を見つけ、改善し、成長していく。
これからはそんな近道のない地道な毎日を積み重ねる日々が続いていきます。
もちろん、そんな毎日の中でうまくいくことばかりではありません。
きっと努力が成績に表れないことや入試への不安などで心が苦しくなることがあるはずです。

そんな時には少し視野を広げて考えてみてください。そして、自分に問いかけてみてください。

「あなたが高校受験に一生懸命な理由は何ですか?」

「自分自身の夢のため」や「自分自身の将来のため」と答える人が多いかもしれません。
もちろん、自分自身のために努力することは素晴らしいことです。
ただ、一方で、私が高校受験の中で本当に一生懸命になれたのは「自分自身のため」ではなく、「自分を支えてくれる人たちのため」と心の底から思えたときでした。

中学生の頃の私は馬渕教室で、ある国語の先生に出会いました。
あまり良い生徒ではなかった私にも、いつも一生懸命に接してくれ、子供心ながら「この先生に喜んでほしい」と思いました。そう思えてからは、今までよりも勉強に対して一生懸命取り組むことができるようになりました。
それは、大人になった今でも変わりません。

今、私は教師として馬渕教室で働いています。校長として日々奮闘中ですが、あの頃と変わらず、自分のためだけではなく、目の前の生徒のため、一緒に働くスタッフのため、支えてくれる上司のために一生懸命になることができます。今も多くの仲間に支えられ、それが原動力になっていることは、あの頃と変わりません。

きっと、皆さんにもたくさんの支えてくれている人たちがいるはずです。
もし、そんな人たちに、喜んでほしいと心の底から思えるようになったら、きっと、苦しいことを乗り越えられる新たなエネルギーが湧いてくるはずです。

さあ、ここからの半年間、苦しい時は、支えてくれる人たちのことを思い、受験に立ち向かっていきましょう。